映画界の生きる伝説ハリソン・フォードとグレンモーレンジィ。異色で贅沢で“ナイス”なコラボレーションは、ウイスキーファンのみならず映画ファンも必見だ
TEXT: NISHIDA YOSHITAKA

素顔のハリソン・フォード
現在、特設サイトでエピソード8まで公開されている「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・スコットランド」(全12エピソード)。名優ハリソン・フォードをブランドアイコンに起用した、グレンモーレンジィのグローバルキャンペーンの第一弾として制作されたオリジナルムービーだ。ハリソンが挑むグレンモーレンジィのCM撮影。その舞台裏を覗くような、ちょっぴりシニカルで贅沢なコメディともいうべき本作で監督を務めたのは、俳優としても稀有な才能を発揮するジョエル・エドガートン。スコットランドの伝統的なキルト(男性が着用するスカート状の衣装)の作法に戸惑ったり、グレンモーレンジィの発音を何度も指摘されたり、さらには子供のように毒づいたり。そんなハリソンが演じる“素”のハリソンが、グレンモーレンジィの本拠地であるテインの古城(アードロス城)や蒸留所を訪ね、ハイランドの美しい風景に出会い人々と交流する中で、ウイスキーの魅力を再発見していく様子が描かれている。
よく“キリンの首のような”と形容されるポットスチルが並ぶ蒸留棟や、数々の原酒が眠りにつくウエアハウスなど、蒸留所のありのままの日常が垣間見えるシーンでは、稀代のウイスキーメーカーとしても知られる、グレンモーレンジィ最高蒸留・製造責任者のビル・ラムズデン博士をはじめ、実際に蒸留所で働くスタッフたちも登場する。もともとスコッチ党でありグレンモーレンジィの大ファンだったというハリソンと、彼らとの微笑ましい掛け合いも見どころの一つだ。

時には一人でしみじみと、時には蒸留所の貯蔵庫でスタッフとともに、劇中でハリソンが味わうグレンモーレンジィ。
そのフルーティで華やかな味わいは、蒸留所近くのターロギーの泉に湧く硬水での仕込みや、スコットランドで最も背の高いポットスチルでの蒸留、ハイランドの地での10年以上の熟成によって生まれるもの。例えばフラッグシップの「グレンモーレンジィ オリジナル 12年」に感じられるのは、オレンジなどの柑橘や洋梨、バニラのような華やかなアロマ。飲めばシルクのように滑らかで、甘く熟した桃や蜂蜜のような、バランス良くエレガントな味わいが楽しめる。
また、「樽の魔術師」とも呼ばれるビル博士のもと、材の選定から乾燥・内面処理までこだわり抜いたデザイナーカスクの開発や、一定期間の熟成を経たウイスキー原酒を異なる樽に詰め替えて後熟させ、さまざまな香味を付与するウッドフィニッシュの研究など、常に挑戦を重ねながらグレンモーレンジィはその味わいを進化させ、ウイスキーの世界に革新を起こしてきた。
今回のコラボレーションも、従来のウイスキーの広告という枠を超えたグレンモーレンジィらしい取り組みだ。すでにエピソード8までを視聴している人もこれから視聴する人も、完結までを楽しみにしてもらいたいところだが、この5月にはそんな物語の地続きとなるキャンペーンも控えている。

グローバルキャンペーン第2弾として5月13日に発売されたのは、「グレンモーレンジィ ハリソン・フォード リミットエディション」(数量限定)。その名の通りビル博士がハリソンに捧げるウイスキーは、撮影で蒸留所を訪れたハリソンとビル博士の会話や、二人のテイスティング体験から生まれた特別なシングルモルト。グレンモーレンジィらしいバーボン樽由来のフルーティでフローラルなスタイルをベースに、トーストしたポルトガル産赤ワイン樽でフィニッシュした原酒を組み合わせ、柑橘やマーマレード、ジャスミンやバニラ、ハチミツなど、芳醇で多層的なアロマが調和する一本となっている。発売日から8月31日までは、東京・銀座の「Bar LIBRE GINZA」と大阪・阿倍野の「alcobareno」にて、期間限定ポップアップバーも開催。限定ボトルを使用した5種のオリジナルカクテルが楽しめるので、ぜひそちらもチェックして欲しい。

撮影場所:Bar LIBRE GINZA TEL:03-6263-0560




















