MONKEY vol. 38 特集 「鏡の国のアリス」2月15日発売!

2月15日発売の今号は、「鏡の国のアリス」特集です。
鏡の向こう側に広がる世界を舞台に、少女アリスが奇妙な冒険を繰り広げる『鏡の国のアリス』は、『不思議の国のアリス』の続編として発表された、ルイス・キャロルの代表作のひとつです。発表から 150年以上を経た現在も読み継がれているこの不朽の名作が、柴田元幸の新訳によって生まれ変わります。

この挿絵がなければ新訳に着手することはなかったと柴田が絶賛する、ポーランド出身の画家・イラストレーターのフランチシュカ・テメルソン(1907-1988)が手がけたイラストレーションとともに、新訳『鏡の国のアリス』の全文をお届けします。

新訳『鏡の国のアリス』全文一挙掲載。フランチシュカ・テメルソンについての解説や、柴田元幸による書き下ろしエッセイも

柴田元幸による新訳のタイトルは『鏡を通って アリスがそこで見つけたもの』。訳者自身「おちゃらかアリス」「とんちきアリス」「馬鹿っちょアリス」と形容する新たな訳文によって、物語の印象はどう変化するのか。全文を一挙掲載します。

そして、柴田が新訳を決めるきっかけとなったのが、フランチシュカ・テメルソンによる挿絵の存在。戦後すぐの時期に描かれながら、2001年になるまで未発表だったその挿絵を日本初紹介します。あわせて、挿絵が発表されるまでの経緯が綴られた、美術評論家ヤーシャ・ライカートによる文章も収録。

さらに『鏡の国のアリス』の日本で初めての翻訳、長谷川天渓「鏡世界」について、柴田元幸が解説した書き下ろしエッセイも掲載。

「ムラカミ・ミックステープ」のレポートのほか、柴田元幸による新連載もスタート

特集外では、昨年12月にニューヨークで開催され、村上春樹本人も登壇したイベント「ムラカミ・ミックステープ」のレポート記事を掲載。ジャズ界のレジェンド、レジー・ワークマンもサプライズ登場した朗読と音楽による一夜を、作家マシュー・シャープが綴ります。

また、柴田元幸が日本未紹介作家の短篇を翻訳する新連載「この人、本邦初訳です。」も今号よりスタート。記念すべき第一回は、エコロジーへの強い関心と知識が作品の芯となっているアメリカの作家、アレグラ・ハイドの短篇「被雇用者の方へ」を取り上げます。ぜひお手にとってご覧ください。