RESONANCE OF THE SOULS

“着る眼鏡”という新しい価値観を掲げ、1972年に誕生した「EYEVAN」。彼らが今年9月にローンチする新ブランド「IVRIOT」は、“構造としての美”を追求したアートピースのようなアイウェアづくりを目指す。ブランドの幕開けを祝し、IVRIOTを装った俳優・上杉柊平を操上和美が撮り下ろす

PHOTOGRAPHY: KURIGAMI KAZUMI
STYLING: LEE YASUKA
HAIR & MAKE-UP: KIMURA KAZUMA

IVT101 col.101 ¥286,000(EYEVAN SHOWROOM: 03-6450-5376)
ジャケット ¥71,500/The Letters(The Letters: 03-6427-0280)、パンツ¥58,300/LITTLEBIG(LITTLEBIG: info@littlebig-tokyo.com)、グローブ ¥27,500/VIVIANO(VIVIANO: info@vivianostudio.com)

IVT102 col.102 ¥319,000(EYEVAN SHOWROOM: 03-6450-5376)
ジャケット ¥17,6000/NICENESS(ELIGHT Inc.: 03-6712-7034)、シャツ ¥68,000、パンツ ¥44,000/ともにKHOKI(株式会社コッキデザイン事務所: 03-6300-5822)、ハンドブレスレットシルバー、ゴールド ¥68,200/ともにGAGAN(GAGAN: 070-3321-1424)

IVT200 col.1034 ¥165,000(EYEVAN SHOWROOM: 03-6450-5376)
ジャケット ¥103,400、パンツ ¥52,800/ともにLITTLEBIG(LITTLEBIG: info@littlebig-tokyo.com)、ブーツ ¥126,500/The Letters(The Letters: 03-6427-0280)、リング(左中指)¥66,000、リング(右人差し指)¥35,200、リング(右薬指)¥34,100、ノーズイアリング ¥33,000/すべてGAGAN(GAGAN: 070-3321-1424)

IVT200 col.1034 ¥165,000(EYEVAN SHOWROOM: 03-6450-5376)
ファーコート ¥231,000、マフラー ¥72,600/ともにKAKAN(KAKAN: kakan@kakanars.com)、その他 スタイリスト私物

INTERVIEW 上杉柊平

TEXT: KAWAKAMI HISAKO

上杉柊平にとって操上和美は長年の憧れだったという。
「若い頃から操上さんの広告写真や初期の写真作品などを数多く拝見してきたので、このような機会がいただけて率直に嬉しかったです。撮影中、操上さんの視線や振る舞いから学ぶことが多くありました。自分が10代や20代だったらこの撮影に対して感慨に耽ったり、ましてやそこから何かを学ぶなんてできなかったと思います。30代で撮影していただけたことが幸運でした」ファッションブランド「feels」を自ら手掛け、無類のファッション好きとしても知られる。アイウェアへのこだわりを訊くと、竹を割ったような清々しい答えが返ってきた。

ファッションブランド「feels」を自ら手掛け、無類のファッション好きとしても知られる。アイウェアへのこだわりを訊くと、竹を割ったような清々しい答えが返ってきた。

「ファッションアイテム全般に言えることですが、特に具体的なこだわりがあるわけではなく、“好きか嫌いか”、ただそれだけです。試しに身につけてみて、購入するかは直感で決めます。あとは俳優という職業柄、役によって髪型が変わるので、その時々の髪型に合ったアイウェアを選んでいます」

この日上杉が着用したのはIVRIOTのファーストコレクション。「PLASTIC FRAME」と「METAL FLAME」の2タイプのフレームがあり、前者はアセテート素材特有のこっくりとした深みのある色合いと彫刻作品のようなボリュームのあるフォルムが特徴。後者はSILVER 925が素材として惜しみなく使われており、時間の流れと共に渋みが増し、表情が変わっていくのが楽しめる。どちらもテンプルエンドにはメキシコ貝や鼈甲などの天然素材が贅沢にあしらわれ、アクセサリーのように耳元を彩る。上杉はIVRIOTを装った感想を最後にこう語った。

「アイウェアに小さな装飾が施されているものが好きなので、IVRIOTの細部へのこだわりを見て心が掴まれました。デザイン性が高いだけでなく、つくりがしっかりしているから着けていても疲れづらいし、目頭の痛みもない。EYEVANのサングラスはいくつか持っていますが、フレームとレンズの色調の塩梅がいい。IVRIOTもその系譜を受け継いでいて、色合いのバランスが美しいなと思いました」

上杉柊平 1992年東京都生まれ。主な作品に映画『リバース・エッジ』、連続テレビ小説『とと姉ちゃん』NHK大河ドラマ『麒麟がくる』、Netflix『幽遊白書』桑原和真役など

詳しくはIVRIOT公式Instagramまで。@ivriot_official