【1月12日-3月24日開催】石川直樹個展「この星の光の地図を写す」

2019年1月12日(土)より3月24日(日)まで、東京オペラシティ アートギャラリーにて、個展「石川直樹 この星の光の地図を写す」が開催される。

石川直樹写真展「この星の光の地図を写す」
「K2」(2015)

22歳で北極から南極まで人力で踏破、23歳で七大陸最高峰の登頂に成功し、その後も現在に到るまで世界をフィールドに活躍し続けている写真家・石川直樹。数々の偉業を成し遂げながらもあくまで登山は旅の延長として捉え、その旅の行程を写真によって記録・表現することを第一義としている。また、その人類学や民俗学などの視点を取り入れた独自のスタイルによる写真は、日常や世界を見つめ直す活動としても注目されている。

石川にとって東京での初の大規模個展となる今回の展示では、北極、南極、ヒマラヤ8000メートル峰といった極地を撮影した各シリーズ作品や、ニュージーランドの原生林を撮影した『THE VOID』、ポリネシア地域に浮かぶ島々を星に導かれるように巡った『CORONA』、世界各地の洞窟壁画を訪ねた『NEW DIMENSION』、そして日本列島の南北に広がる島々を探索する『ARCHIPELAGO』など、石川の初期から現在までの活動の全貌を総合的に紹介する。

石川直樹写真展「この星の光の地図を写す」
石川直樹写真展「この星の光の地図を写す」
石川直樹写真展「この星の光の地図を写す」
石川直樹写真展「この星の光の地図を写す」
「NEW DIMENSION」(2007)
「POLAR」(2007)
「ARCHIPELAGO」(2009)
「K2」(2015)
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「NEW DIMENSION」(2007)
「POLAR」(2007)
「ARCHIPELAGO」(2009)
「K2」(2015)
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また、遠征の際に使用した装備や道具、旅先で手に入れたものなど、知られざる旅の「裏側」も紹介。さらに少年時代の写真や高校時代に一人でインドを旅した際の貴重な写真をはじめ、2004年に熱気球による太平洋横断に挑戦して海上に着水し、波にのまれたゴンドラとともに漂着した品々も展示するなど、石川の活動の“原点”にも迫る内容となっている。

会期中は開催記念イベントとして写真家・森山大道とのトークイベントが行われるほか、アーティストトークとして石川単独によるトークイベントも開催(詳細下記参照)。

あくなき冒険と探求を続ける写真家・石川直樹の足跡と眼差しに触れることで、新たな視点から地球というこの星を見つめ直す契機となる貴重な機会。ぜひ足を運んでみよう。

石川直樹写真展「この星の光の地図を写す」
<プロフィール>
石川直樹
(いしかわなおき)
1977年東京生まれ。写真家。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞を受賞。『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。最新刊に、エッセイ『極北へ』(毎日新聞出版)、ヒマラヤの8000メートル峰に焦点をあてた写真集シリーズの6冊目となる『AmaDablam』(SLANT)、47都道府県の名を冠した47冊の写真集刊行プロジェクト『日本列島』シリーズ(SUPER LABO×BEAMS) など。
 
 

展示会情報

展覧会名: 石川直樹 この星の光の地図を写す
会期: 2019年1月12日(土)―3月24日(日)
会場: 東京オペラシティ アートギャラリー
開館時間: 11:00 ─ 19:00( 金・土は20:00まで/最終入場は閉館の30分前まで)
休館日: 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、2月10日(日・全館休館日)
入場料: 一般1,200(1,000) 円/大・高生800(600) 円/中学生以下無料

<開催記念対談>
日時: 2月9日(土)14:00 〜15:30
出演: 森山大道× 石川直樹
会場: 東京オペラシティビル7 階会議室
定員: 160名(全席自由)
参加費:無料(展覧会の入場は別料金)、要整理券
* 開催当日11:00 よりアートギャラリー入口にて整理券を配布します。整理券はおひとり1枚のみ。
* 13:40までに、会場(東京オペラシティビル7階会議室)前に整理番号順にお並びください。

<アーティストトーク>
日時: 2月3日(日)15:30 〜16:30
3月9日(土)15:30 〜16:30
出演: 石川直樹
会場: 東京オペラシティ アートギャラリー(展示室内)
* 申込不要(参加には当日入場券が必要です。また参加状況により入場制限を行う場合があります。)