三原勇希ロングインタビュー|LIVE WITH MUSIC presented by Technics

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様々な形で音楽の魅力を発信する活動を行っている三原勇希。彼女が語る自身のミュージック・ライフと“テクニクスの音”の魅力

PHOTOGRAPHY & FILM: GOTO TAKEHIRO
TEXT: ITAKO JUNICHIRO
STYLING: YAKUZAWA MASUMI
HAIR & MAKE-UP: KUJI MEGUMI

音楽と共に歩んできたこれまでのキャリア

モデルとして活動を開始し、現在ではラジオやテレビ、ポッドキャストなど様々なメディアで国内外の音楽の魅力を伝える三原勇希。彼女が音楽を聴き始めたのは小学生の頃だった。

「母が好きだったジャニーズや、当時流行っていたモーニング娘。などを聴き始めたんですが、ダンスを始めたことで音楽がより身近なものになり、中学生になるとTSUTAYAでヒット曲のCDを借りてきて、好きな曲を集めたMDを作ったり。周りの友達と同じようにいたって普通に音楽を楽しんでいました。その後、ケツメイシやRIP SLYME、KREVAといった、ポップミュージックに日本語のラップを乗せた音楽が特に好きになっていきました。初めて自分のお小遣いで買ったCDはDef Techでしたし。そうしたラップソングをカラオケで友達と歌うようになり、ラップの掛け合いやマイクリレー、リリックの言葉遊びなどに惹かれ、ヒップホップが好きになっていったんですが、今振り返ると、ヒップホップとの出会いが音楽をさらに好きになるきっかけだったかもしれないです」

三原は大学入学を機に地元大阪から上京。そこから様々なジャンルの音楽を掘っていくようになった。

「大学に入り、音楽好きの新たな友達と出会い、互いに好きなCDを貸し借りするようになったり、ネットでいろんな音楽を調べたりするようになりました。クラブやライブハウスといった現場にも足を運ぶようになり、音楽との接点が増えていったんです」

そんなタイミングで彼女はテレビ神奈川で放送されていた音楽情報番組「saku saku」のMCに抜擢される。

「音楽に携わる初めてのお仕事が『saku saku』だったんですが、一風変わった番組で、音楽情報番組ではあるんだけども、ゲストとして来られるミュージシャンの方たちは曲の演奏はしませんし、トークでもほとんど音楽の話はせず、いかに面白い話をするかということに重きが置かれていた番組で(笑)。でも、音楽以外のいろんなことをミュージシャンの方たちと話していると人間的な部分にすごく惹かれていき、その上で作品を聴き、ライブを観させていただくと、より感動するようになったんです。そのことが本当に楽しくて、自分のブログやSNSで音楽にまつわることを発信するようになり、それがだんだんと音楽に関するお仕事に繋がっていきました」

今では多くの人に音楽の魅力を伝える立場になった三原。そんな彼女の最近の音楽ライフはどんなものなのか。

「ストリーミングサービスが普及してからは、様々なジャンルの音楽がクロスオーバーしながら多様化してきていますよね。リスナーからしても世界中の音楽に気軽にアクセスできるようになっているので、私もジャンルやアーティストにこだわるというよりは、目についたものを片っ端から聴いていくようになりました。とはいえ、やっぱりポップミュージックが大好きなので、たとえばコーチェラなどのフェスに出演するようなアーティストたちの音楽は常に興奮しながら聴いています。ただ、2020年は音楽を聴く状況や気持ちにもやはり変化があって、音楽に癒しとダンスを求めていた気がします。KhruangbinやAdrianne Lenker、Caribouといった心地良く聴けるものを求めていました。一方でやっぱり爆音でダンスしたい! という気持ちも芽生えてきて、The WeekendやDua Lipa、Rina Sawayamaなどのポップで踊れる音楽もよく聴いていました」

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音楽を聴く上でもっとも重要なのは「音質」

三原が言うように、ストリーミングサービスが登場したことにより、私たちの音楽の聴き方が大きく変わったのは間違いない。レコード、CD、カセット、ストリーミングといった多様なメディアが存在し、それらの再生機器もオーディオシステムを組んで聴く形からスマホやパソコンを通してヘッドフォンやイヤホンで聴く形まで多種多様だ。ライフスタイルに応じて音楽の聴き方を選ぶことができる今、三原はどのように音楽を聴いているのだろうか。

「私はどちらかというと、音楽を“聴きたい”と思って聴くことが多いですね。音楽に心から感動したいからこそ、聴く時には音楽だけに集中したい。家でよく聴くのはやっぱり心地良くて、気持ちが癒されるようなアンビエントやアコースティックな音の質感のものが多いかな。あとは昔のソウルやファンク、ジャズも聴いています。家ではスピーカーにBluetoothを繋いで聴くことが多く、スピーカーは奮発しました。でもこれからまだまだ改善していきたいなと思っているところです」

自宅で音楽と向き合うように聴き込む一方で、ランニングや釣りが趣味というアクティブな一面もある彼女は、それぞれのシーンに合わせた音楽の聴き方のこだわりも持っていると語る。

「私はアウトドア派なので、外に出ていくことも多く、そういう時にも音楽は欠かせないし、シチュエーションによって聴きたい音楽のタイプも変わってきます。たとえば、釣りに行く時は、最近聴いていなかったなと思うCDを数枚だけ選び、それを繰り返し聴くんです。久しぶりにじっくり聴き直してみると新たな発見などもあり面白いんですよね。ランニングをする時にはどんな音楽を聴くかがすごく重要です。聴いている音楽によって走る距離やテンポが影響されるし、景色の見え方も変わってくるんです。ここ最近はSoundCloudに上がっているようなDJミックスの音源を聴きながら長い距離を走ることが多いです」

シーンごとに自分に合った聴き方を選択している三原は、アナログレコードで音楽を聴くこともあるという。

「上京して出会った友達の中にレコードを集めている人がいたり、DJのプレイを見たりしたことがきっかけでアナログレコードに触れるようになりました。そんな時に、亡くなってしまったおじいちゃんの家にもプレーヤーとレコードがたくさんあったなと思い出し、ある時、おじいちゃんの家でレコードを聴きながら一夜を過ごすということをしたんです。ビートルズの赤盤や青盤、山下達郎さんやピンク・レディーなど私の母や叔父が集めていたレコードをじっくり聴きながら、曲の感想をメモしていました(笑)。今では自分でレコードを買い、家で聴くことも多いです。アナログレコードの魅力はその音質はもちろんですが、大きなジャケットから盤を取り出し、プレーヤーに置き、針を落として聴くという一連の行為がとても愛おしく感じるんです。一曲一曲を大事に聴く。そんな時間に幸せを感じます」

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様々な形で日々音楽を聴いている三原が、あらゆるリスニングシーンで重要視するのは「音質」だという。テクニクスのターンテーブル「SL-1200」やDJ用ヘッドホン「EAH-DJ1200」も所有しているという彼女にテクニクスが開発した完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ70W」を体験してもらった。

「ワイヤレスイヤホンは普段からよく使っていますし、今では生活に欠かせないアイテムという感覚があります。音楽を聴くだけでなく、電話の通話もできますし、日常生活が快適になりますよね。スマホなどのガジェットとスムーズに繋がる互換性も大事ですが、私がワイヤレスイヤホンに求めたいのは、何よりも音質です。良い音で聴かなければその曲の本当の魅力や良さを理解することはできないんじゃないかと私は思ってしまう。テクニクスの『EAH-AZ70W』を今回初めて使ってみましたが、まずデザインが洗練されていてカッコいいなと思いました。耳にもすごくフィットするし、ケースから取り出すとすぐにBluetoothに接続されるので操作性も快適で。そして……音質もとても良かったです。言葉で説明するのが難しいんですが、曲全体としてすごく良い音で聴けるんだけど、奥行きや空間の広がりも感じられるサウンドだなという印象を持ちました。低音が強いわけではないんだけど、ちょっと硬めでそれがとてもキレイな音で、聴こえ方が繊細でよかったです」

さらに三原は続ける。

「ノイズキャンセリング機能もかなり高性能で、音楽に没頭できました。しかも『EAH-AZ70W』はノイズキャンセリングがしっかりできる一方で、外部の音をどれぐらい取り込むか調節もできるのがいいですね。私はスポーツ中や移動中に音楽を聴くことが多いので、状況に応じて調節できるのはすごくありがたいです。今まではイヤホンは外出時に使うものというふうに思っていたけど、『EAH-AZ70W』は音の耳触りが自然だし、イヤホンであることを忘れるくらい奥行きを感じられる音なので、家の中で静かに音楽に没頭したい時にも使いたいなと思いました」

音楽を巡る状況はこれからも日々変化していくだろう。それでも三原勇希は自分が心から感動できる「音楽」と「音」を純粋に追い求めながら、音楽と共にこれからも生きていく。

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三原勇希
1990年大阪生まれ。10代よりモデルとして活動。現在はラジオやテレビ、ポッドキャストなど様々なメディアで精力的に活動中。今年1月には、あっこゴリラ、長井優希乃との共著『令和GALSの社会学』を上梓

衣裳:コート/Andersson Bell、ネックレス、リング/共にFolk/N、バッグ/20/80(以上全てUTS PR:03-6427-1030)、Tシャツ/Healthknit(ヘルスニット・ブランズ:03-3833-1641)、オールインワン/DOMENICO+SAVIO(DOMENICO+SAVIO:03-6452-3135
撮影協力:JET SET下北沢店

何で聴くか、何を聴くか?

三原勇希が選ぶ“この聴き方にはこの作品”。それぞれのアルバムに宿る記憶と景色とテクニクスの音

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本稿は2月20日発売の『SWITCH Vol.39 No.3 特集 MAPPAの現在形』でもお楽しみ頂けます。