伊藤沙莉インタビュー
[CRAZY FOR MOVIE with BOSS CAFE BASE]

自宅では好きな映画を四六時中観ているという伊藤沙莉。映画への思い、そして映画時間のお供にBOSSカフェベースをチョイスする理由を、伊藤に訊いた

PHOTOGRAPHY: SUZUKI YOSUKE
TEXT: ITAKO JUNICHIRO
STYLING: YOSHIDA AKANE
HAIR & MAKE-UP: OKAZAWA AIKO

いつも隣には映画があった

コミカルからシリアスまで多彩な役柄を演じきりながら、唯一無二の存在感を放つ役者・伊藤沙莉。今や出演作が目白押しの彼女は、9歳の時に子役としてキャリアをスタートさせた。

「私は元々ダンサーになりたくて3歳の頃からダンス教室に通っていたんです。ある時、教室の掲示板にドラマの子役オーディションの募集があり、一緒に通っていた友達のお母さんから、自分の子を受けさせたいから一緒に来てくれない? と誘われて。それで自分も受けたら通ってしまったんです」

ふとしたきっかけで演技をすることになった伊藤だが、ドラマの現場を心から楽しむことができたという。

「実家の隣に歯医者さんの家族が住んでいて、そこの娘さんとよく遊んでいたのですが、お父さんがすごく映画好きで、リビングはまるでTSUTAYAのような感じで洋画のDVDが並んでいて。それで子どもでも楽しめるような『マスク』や『スパイキッズ』などを観せてもらい、好きな映画のワンシーンを歯医者の娘さんと再現する“ごっこ遊び”をよくしていたんです。だから本当の演技の現場に行ってもただただ楽しいなという気持ちでした」

子どもの頃から自然と映画に親しみ、演技をするようになった伊藤だが、彼女はこれまでどんな映画作品に触れてきたのだろうか。

「昔から基本的にコメディが好きでした。笑って泣ける映画が一番の正義なんじゃないかなと思うんですよね。とはいえ、登場人物が誰ひとりとして救われないような重い作品を観ることもありますし、今はジャンルを問わずいろいろなものを観ています。それから歳を重ねるごとに邦画をよく観るようになってきました。特別な出来事が起こらない、一見、平らな物語のように見えて、実は登場人物の人生には小さなデコボコがある。そんな邦画作品もどんどん好きになっていきました」

さらに伊藤は続ける。

「自分が観客として観ていても、役者として演じていても面白いなと思うのは、人の人生を覗き見しているような作品です。以前出演させていただいた『榎田貿易堂』という作品の中で、渋川清彦さん演じる主人公が『ずーっと続くのと、いきなり終わるのと、どっちも怖いよな、人生って』という台詞を言うんです。その言葉がすごく好きで。その作品の中で、登場人物たちが交わってきたある人が自殺してしまって……。それでも残された人たちの人生は続いていくわけで、ずっと悲しみに浸っているわけにもいかない。そして、それぞれの登場人物の中で何かが起き、変化していく。その変化はとても小さなものかもしれないけれど、そうした心の動きを丁寧に描いていく。そのことがすごく大切な気がします」

映画は繰り返し楽しみたい

 
多忙を極める現在も、伊藤は自宅で日々映画を観ているという。しかも彼女はお気に入りの作品を何度も観る、“コスり魔”なのだという。そんな伊藤が影響を受けたのがジム・キャリーだ。

「笑って泣ける映画が好きだとお話ししましたが、ジム・キャリーはまさにそれを体現している役者だと思います。彼は面白いことをやって人を笑わせながら、同時に人を泣かせることもできるんですよね。彼の作品の中でも『ふたりの男とひとりの女』という作品が特に大好きです。二重人格の人物を演じていて、本人格の自分と別人格の自分がひとつの身体を使いケンカするシーンがあるんです。小さい頃に観ていた時はただただコメディとしてそのアクションに笑っていたけれど、何度も観ているうちに、彼は本当の自分でいたい時に自分でいられない葛藤を抱いているんだとわかり、切なさを感じました。しかも、別人格のほうにも、いつか自分が消え去ってしまうという切なさがある。そのことに気づくと映画がより味わい深いものになっていった。繰り返し同じ作品を観ていると新しい発見があり楽しいんです」

自宅でそんなお気に入りの映画を楽しむ際のお供として伊藤が重宝しているのが、BOSSカフェベースだ。彼女は現在、ハライチの岩井勇気と夫婦役でこのCMにも出演しているが、実は昨年から愛飲しているのだそう。

「ある日、散歩をしている時に飲み物を買おうと思いコンビニに入ったら、偶然BOSSカフェベースを見つけて。ダイエット中だったこともあり、“無糖”という文字に目が留まり、しかも自分で好きなように割って飲めるということで買って飲んでみたら見事にハマりました。私は濃いめのコーヒーが好きなので、濃さを自由に調整できるBOSSカフェベースはすごくありがたいです。あと、これはちょっと裏技ですが、たとえばカフェなどでコーヒーを買ってきて飲もうとした時にちょっと甘いなと感じたら、BOSSカフェベースを加えて好みの味にすることができるのも嬉しい。コーヒーだけでなく、BOSSティーベースもいいですよね。茶葉で淹れた本格的な紅茶のように香りもしっかりあるし、無糖と甘さ控えめがあるので、気分で選び、好きな割り方、濃さで飲めるのが便利だなと思います」

自宅で誰かと一緒に映画を楽しむのが好きだと話す伊藤。最後に、オズワルドというコンビで芸人として活躍する兄と一緒に映画を観ながら、BOSSカフェベースでどんなドリンクを振る舞いたいか訊ねてみた。

「兄は本当に『パッチギ!』が大好きで、私と同じように擦り倒していて、私もよく一緒に観ていました(笑)。兄は韓国にちなんだ作品が好きなので、今なら『パラサイト』を一緒に観たいですね。きっと食いつくんじゃないかな。その時にBOSSカフェベースで何か作ってあげるなら、甘さ控えめのBOSSカフェベースに、たとえば生クリームなんかを大量に入れてあげるのもいいかもしれない。びっくりするぐらいの甘党なんですよ(笑)」

伊藤沙莉 1994年千葉県生まれ。9歳のデビュー以降、様々な作品で活躍。初フォトエッセイ『【さり】ではなく【さいり】です。』が6月10日発売。舞台「首切り王子と愚かな女」(6月15日~7月17日地方公演含む)に出演

衣裳:コットンフリンジニット/EBONY(EBONY:050-5218-8076)、カットソー、パンツ/muller of yoshiokubo(muller of yoshiokubo:03-3794-4037)、イヤーカフ、チョーカー/PLUIE(PLUIE Tokyo:03-6450-5777

 

SHARE YOUR JOY with BOSSカフェベース

家族や友人と、ソファに並んで一緒に映画を観る時間。そんな至福のときをおいしく彩るカフェベースの魅力とは

くつろぎ時間の名脇役

休みの日、気の置けない友人を自宅に招いて映画鑑賞や映画談義に花を咲かせる時。日々のタスクが一段落し、家族や仲間でふと一息つく時。牛乳や水で割るだけで本格的なカフェドリンクが楽しめる「BOSSカフェベース」があれば、手を煩わせることなく簡単に、その時間をよりおいしく彩ることができる。

ラテやブラック、ホットやアイス、濃いめ薄め、豆乳割り……つくり方は割るだけというシンプルさなのに、アレンジのレパートリーが豊富なのも、カフェベースの魅力のひとつ。相手の好みを聞きながらカスタムした一杯を振る舞うもよし、それぞれが自分の好みに合わせてつくるセルフサービス形式にするもよし。一杯のドリンクにその人の個性が表れてくるのも面白く、相手の思いがけない好みやこだわりを知るきっかけにもなるかもしれない。

今春、そんなカフェベースシリーズに新たに「BOSSティーベース」が仲間入りした。このティーベースは5倍濃縮タイプの紅茶で、つくり方はカフェベースと同じ。牛乳で割ればティーラテが、水で割ればストレートティーがあっという間に完成する。たっぷりの牛乳や水で割っても紅茶の香り高い味わいがしっかり残り、その余韻がくつろぎの時間をさらに盛り上げてくれるだろう。

その日の気分、観る作品や、シチュエーションに合わせて。来たるゴールデンウィーク、このパワーアップしたカフェベースシリーズと共に味わい深い時間を家族や仲間たちと過ごしてみてはいかが?

 

HOW TO MAKE

雑味の少ない良質な豆を選定し、さらに3種類のエスプレッソをブレンドした「BOSSカフェベース」。5倍濃縮コーヒーなので、おすすめの割合はカフェベース1に対し牛乳や水が4。氷を入れたグラスにカフェベースをコップ1/4まで注ぎ、そこに水を注げばあっという間にアイスコーヒーの完成。牛乳を注げばアイスカフェラテの完成だ。氷に沿わせて牛乳そっと注ぎ、しばらく時間を置くと綺麗な二層ラテに仕上げることができる

新たに仲間入りした「BOSSティーベース」は、「無糖」と「甘さ控えめ」の2種類がラインナップ。カフェベースと同様に5倍濃縮紅茶なので、おすすめの割合はティーベース1に対し牛乳や水が4。氷を入れたグラスにティーベースをコップ1/4まで注ぎ、そこに水を注げば香り高いストレートティーが、牛乳を注げば華やかな風味のアイスティーラテが完成する。豆乳で割ったりホットにしてもOK。気分に合わせてアレンジして楽しもう!

 

お問い合わせ:サントリーお客様センター