Audi Q3を二人の写真家が描く「Through My Lens」インタビュー&オリジナルムービー公開

ついに日本上陸を果たしたAudiのコンパクトSUV、Q3とQ3 Sportbackを、操上和美と磯部昭子、二人の写真家それぞれのアングルによって描く。8月20日発売の『SWITCH Vol.38 No.9』で掲載した「Through My Lens」をWEB限定のオリジナルムービーとともに特別公開する。
 

Audi Q3 [ Through My Lens 1 ]
操上和美の眼差し

ついに日本上陸を果たした新型Audi Q3。コンパクトSUVという今最も注目のセグメントにAudiが展開するQ3、写真家・操上和美は都市の生活者としての眼差しを注いだ。

 
私はよく旅に出る。ロバート・フランク、ウイリアム・バロウズ、キース・リチャーズ、ピーター・フォンダなどの撮影で、これまで数多く旅に出た。私にとって車は風、最良の友人。遠くへ行く。その先に何があるのか。風の中を走る感覚に胸をときめかせ移動を繰り返している。人や風景を切り取る面白さを、車を駆って実感していく。そこに物語がある。風の中で自分だけの風景を探している。自分だけのアングル(眼差し)を見つける。

まず自分が美しいと感じること。それは風景も人も車も同じだと思う。まさに風が吹くような感覚を味わうこと。車のフォルムには人に愛されるべき何かが内包されている。Audi Q3は機能性においてもデザイン性においても画期的な車だと感じている。この車を私が暮らす白金に走らせることで、その美しさを物語として表現したいと思った。白金は街として素晴らしくバランスの取れたエリアだと思っている。高級感もあれば庶民性もある、そして若い人にも支持されている街。緑が多い。そして並木と家並みがマッチしている。私が魅かれるのがこの街の坂道、高台からは良い眺めが楽しめる。この街の佇まいがとても落ち着くのだ。若い人にとってもある種のライフスタイルの理想形のひとつだと思う。

白金の街を走るAudi Q3の姿で魅かれたのは、堅牢さを感じる後部デザイン。優美さだけではない、力がしっかりと蓄えられて排気量に比べてパワーがある。雨が降っても雪が降っても走りやすい車だという認識を強くする。ユーザーがそれぞれのライフスタイルに合わせて選ぶことのできる、多岐にわたる機能性を備えたSUVでありながら、とてもスマートなデザインだと思う。

好きな街でAudi Q3を撮る。シャッターを切る瞬間にぱっとQ3が風景の中で立ち上がる。その瞬間にこの街の特徴を眼でとらえていく。理屈ではなく嗅覚。この街は好きか、と問いかけられている。その時私はQ3と対話をしていると感じた。それが生き生きとQ3を光と影に置くことができる瞬間だった。その美しいバランスが見えた時にシャッターを切った。
 

Audi Q3 [ Through My Lens 1 ] 操上和美の眼差し-1
Audi Q3 [ Through My Lens 1 ] 操上和美の眼差し-2
Audi Q3 [ Through My Lens 1 ] 操上和美の眼差し-5
Audi Q3 [ Through My Lens 1 ] 操上和美の眼差し-3
Audi Q3 [ Through My Lens 1 ] 操上和美の眼差し-4
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PHOTOGRAPHY:KURIGAMI KAZUMI

Audi Q3 35 TDI quattro S line
フラッグシップSUV「Q8」の流れを汲むエクステリアは、八角形のシングルフレームグリルやフロントの大型エアインレット、筋肉質なサイドビューなどが特徴。先代より拡大したサイズにより、居住空間も広くなった。市街地での走行や駐車、ロングドライブにおいてドライバーをサポートする最新のアシストシステムも用意されている。サイズ(全長/全幅/全高mm)4,495/1,840/1,610、車両重量1,700kg、総排気量1,968cc、最高出力(ネット)110kW(150PS)/ 3,500-4,000rpm、最大トルク(ネット)340Nm(34.7kgm)/1,750-3,000rpm、エンジン直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボ、駆動方式quattro(4WD)、トランスミッション7速Sトロニックトランスミッション、車両本体価格¥5,430,000(税込)〜※エコカー減税対象車

プロフィール
操上和美
1936年北海道生まれ。写真家。主な写真集に『NORTHERN』『陽と骨』『Diary 1970-2005』、最新作には『April』がある。本誌でもコムデギャルソン、ウイリアム・バロウズ+アレン・ギンズバーグ、ロバート・フランク等、カバーストーリー多数
 

Audi Q3 Sportback [ Through My Lens 2 ]
磯部昭子の眼差し

新たに誕生したコンパクトクロスオーバーSUV、Audi Q3 Sportback。クーペのような流麗なスタイリングを誇るAudi Q3 Sportbackの魅力を写真家磯部昭子がとらえる。大地のように美しい車をファンタジーのイメージに浮かべて撮る、それが磯部昭子のテーマ。

 
Audi Q3 Sportbackをスタジオで撮ろうと考えたのは、ファンタジーの世界を物語としてこの車に重ねてみたいと思ったからです。例えば数々のミュージシャンのジャケットを私はこれまで撮影してきましたが、今回はレコードジャケットを撮るように車を撮る、それが大きな理由です。

私は運転が好きです。日頃からよくロングドライブに行きます。自分がいつも見ている景色を、この車でドライブすることを思いながら撮っていきました。今回使用したリア部分のカットはリアゲートを開けた状態のもので、コンビネーションランプの上下の流線的なデザインがまるで夕日を受けた遠くの山の稜線のように美しく、とても印象的な作品になりました。私だけのアングルを探したい。自分の気持ちに忠実になって、人工の空の下、プロップも準備してファンタジーとして車を描く。父親も車が好きだったので、小さな頃からよくドライブに連れていってもらいました。その時に車の窓から見ていた景色を、そのプロップに重ねていきます。夜のドライブはヘッドライトに映る景色が綺麗で、でも同時にどこか怖かったりもする。いつも物語があったように思います。それが「ヘッドライトシリーズ」という、自分の大切な作品シリーズとして撮り続けているものです。

例えばQ3 Sportbackに乗ってどんな景色を見に行きたいか……ビビッドなブルーなので、大自然に行くのもいいなと思います。このボディに映り込む綺麗な花や、もっとビビッドでカラフルな景色があるところでも面白いですね。好きな人と対話するように時間を大事にして撮っていきました。Q3 Sportbackの第一印象は、透明で清冽としたデザインに華麗な色彩が魅力的だということでした。ボディの鮮やかなブルーは私が好む発色でした。思わず夢中になって、自分のアングルで、まるで映画のワンシーンを撮るようにシャッターを切っていきました。とても格好良かったです。

Audi Q3 Sportback [ Through My Lens 2 ] 磯部昭子の眼差し-1
Audi Q3 Sportback [ Through My Lens 2 ] 磯部昭子の眼差し-2
Audi Q3 Sportback [ Through My Lens 2 ] 磯部昭子の眼差し-3
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PHOTOGRAPHY:ISOBE AKIKO

Audi Q3 Sportback35 TFSI S line
SUVたる存在感を持ちながら、Q3より全高を45mm低くすることで、クーペのような流麗なフォルムを手に入れている。さらにダイナミックなエアインレットやフラットなブレードを備えたバンパーなどで、よりアグレッシブになったエクステリアは都会を駆け抜けるに相応しい。スポーティでありながら、荷室容量はQ3と同じ530Lを確保しており、利便性もスポイルされていない。サイズ(全長/全幅/全高mm)4,520/1,855/1,565、車両重量1,530kg、総排気量1,497cc、最高出力(ネット)110kW(150PS)/5,000-6,000rpm、最大トルク(ネット)250Nm(25.5kgm)/ 1,500-3,500rpm、エンジン直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボ、駆動方式FWD、トランスミッション7速Sトロニックトランスミッション、車両本体価格¥5,160,000(税込)〜※エコカー減税対象車

プロフィール
磯部昭子
写真家。武蔵野美術大学造形学部映像学科卒業。広告や雑誌、CDジャケット等の撮影を手がける傍ら自身の作品制作を続けている。主な個展に2018年「LANDMARK」(G/P gallery、東京)など。2019年に写真集「ALTER EGO」を出版
 
本稿は『SWITCH Vol.38 No.9 特集 俳優 大泉洋のすべて』の紙面でもお楽しみ頂けます。詳細はこちら

アウディジャパン