【2018年12月7日-2019年3月31日開催】「TADANOBU ASANO 3634 浅野忠信展」

【2018年12月7日-2019年3月31日開催】「TADANOBU ASANO 3634 浅野忠信展」

© Tadanobu Asano

 
 
個性的な演技で国内外から高い評価を受け、バンド「SODA!」のボーカリストとして知られる浅野忠信の個展「TADANOBU ASANO 3634」が、東京・神宮前のワタリウム美術館にて開催される。会期は2018年12月7日から2019年3月31日。

今回の展示会では2013年に中国で撮影された映画『羅曼蔕克消亡史』(2016年中国にて公開)の待ち時間をきっかけに始めたというドローイング作品、約5年間3634枚にもおよぶ作品の中から約700枚を展示。映画の台本やスケジュール表の裏面、メモ帳などにボールペンで描き留められた作品は、ハードロック的なものから、デッサン、落書き、漫画、アメコミ、抽象など多岐にわたり、その一部はこれまでも自身のSNSなどを通じて発表され、話題を集めてきた。

2016年刊行の『SWITCH Vol.34 No.9 若木信吾 NOW AND THEN』掲載の写真家・若木信吾との対談の中で、「映画だけじゃなくて音楽もそうですけど、表現というのは自分から何かが芽生えて、それに自分が応えようとする何かだと思うんです」と語った浅野。その言葉を体現するかのような自由な作風からは、自身の中の“芽生え”にまっすぐに応えようとする浅野の姿勢を観てとることができる。

【2018年12月7日-2019年3月31日開催】「TADANOBU ASANO 3634 浅野忠信展」

© Tadanobu Asano

【2018年12月7日-2019年3月31日開催】「TADANOBU ASANO 3634 浅野忠信展」

© Tadanobu Asano

大胆な構図の中で、一本一本刻まれたドローイングの線には、その時々に浅野の中で浮かんだ思いが刻まれている。日本屈指の異質な表現者は約5年間の日々の活動の中で、何を感じ取り、何を紡ぎ出したのか。ぜひ自身の目で確かめてほしい。

<プロフィール>
浅野忠信 1973年11月27日神奈川県出身
1990年に松岡錠司監督の「バタアシ金魚」でスクリーンデビュー。セルゲイ・ボドロフ監督「MONGOL」は第80回(2008)米アカデミー賞で外国語映画賞にノミネート、2010年には根岸吉太郎監督「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」、木村大作監督「劔岳 点の記」にて第33回日本アカデミー賞優秀主演男優賞をダブル受賞。また、熊切和嘉監督「私の男」では、第36回モスクワ国際映画祭でコンペティション部門最優秀男優賞を受賞。俳優業のみならず、音楽家としても活動し、「SODA!」でバンド活動や、DJも行う。

<書籍情報>
2018年12月上旬発売予定
浅野忠信 画集『蛇口の水が止まらない』
予価:3,800円(税別)
判型:B6型変形/504ページ(予定)
浅野忠信作曲オリジナル・アルバム「かげの音」CD付
発行:HeHe(ヒヒ)

<イベント概要>
TADANOBU ASANO 3634 浅野忠信展
会期: 2018年12月7日(金)−2019年3月31日(日)
休館日: 月曜(12/24,1/14、2/11は開館) 12/31-1/3は休館
開館時間: 11時より19時まで(毎週水曜日は21時まで延長)
入館料: 大人 1,000円 / 学生(25歳以下) 800円 
会場: ワタリウム美術館
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6

Tel:03-3402-3001
http://www.watarium.co.jp