
ニース風のサラダ
色合い鮮やかでボリュームもたっぷり。
ハーブの香る手作りツナ、トロリと半熟のゆで卵。
ほのあたたかい温度で、やさしく手で崩しながら完成させる。
こういうニース風サラダはフランスにもないかもしれない。

●自家製ツナ
材料
まぐろ(赤身や中トロ サク)・・ 300g
塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 適宜
オリーブオイル・・・・・・・・・・・・・・・・ 適宜
(ひたひたになる量)
レモン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 輪切り3-4枚
ローリエ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1枚
つくり方

・・・・・坂田阿希子のここがおいしいポイント

まぐろに塩をして30分ほど冷蔵庫に入れる。鍋にオリーブオイルと他の材料をいれ、70-80℃の温度までゆっくり加熱していき、そのまま弱火で20分ほど煮る。

決してグツグツ煮てはならない。ゆっくり弱火で火を通すことでしっとりしたツナに仕上がる。タイムやローズマリーなど好きな香りをつけても楽しい。

火をとめてオイルごと保存する。
●ドレッシング
材料
にんにくのすりおろし・・・・・・・・・・ 少々
白ワインビネガー・・・・・・・・・・・・・・ 小さじ2
アンチョビ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40g
オリーブオイル・・・・・・・・・・・・・・・・ 大さじ3
胡椒・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 少々
つくり方

ボウルににんにくと白ワインビネガーを入れ、アンチョビを加えて混ぜる。

アンチョビはサラダに乗せるのではなく、叩き潰しビネグレットソースにしてかけることで、どこを食べてもアンチョビ味に。

最後に胡椒、オリーブオイルを加えて混ぜる。
材料
ゆで卵・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2個
(沸騰した湯にそっと入れて、きっかり6分ゆでる)
じゃがいも(メークイン)・・・・・・ 2個
黒オリーブ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10個
自家製ツナ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 適量
つくり方

じゃがいもは皮のついたまま丸ごと茹でて、竹串がすっと通るくらいになったらざるに上げ、皮を剥いてざっくりと手でほぐすように食べやすい大きさにする。

ツナは大きめにざっくりとほぐす。ゆで卵も、殻をむいて手でざっくりとほぐすようにする。

じゃがいも、ツナ、卵を盛りつけ、ドレッシングをかける。オリーブを散らして。

すべての温度がほのあたたかいことがおいしさの秘訣。やさしく手で崩しながら器の中で仕上げる。
☞ 本文はSWITCH Vol.38 No.5でぜひご覧ください