黒田征太郎展 メインビジュアル

2025年9月20日より画家、イラストレーター黒田征太郎が北九州市立美術館で初めての回顧展を開催する。今年、86歳を迎えた黒田征太郎の功績を刻み、後世へと伝える展覧会のタイトルは「絵でできること」だ。

 黒田征太郎の創作は、終戦直後鉛筆とクレヨンを手にした少年時代からはじまり、現在まで描く手が止まったことはない。自由な線と色彩で描かれる、脈打つような生命力を帯びた作品の圧倒的な数。溢れ出る衝動を絵筆にのせて、全身で絵を描く姿は、見るものに勇気を与えてくれる。作品数は優に20万点は超え、今なお描き続けている黒田こそが画狂人なのだ。

記事

展覧会情報

タイトル
黒田征太郎展「絵でできること」
会期
2025年9月20日(土)-11月9日(日)
休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合は、翌火曜日が休館)
開館時間
10:00〜18:00(最終入場 17:30)
会場
北九州市立美術館本館(〒804-0024 北九州市戸畑区西鞘ケ谷町21-1)
チケット
オンラインチケット
主催
黒田征太郎展実行委員会
展覧会のチラシ

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プロフィール

黒田征太郎の写真

黒田征太郎 Kuroda Seitaro

1939年大阪府大阪市生まれ。画家、イラストレーター。
1961年に早川良雄デザイン事務所勤務を経て、1967年渡米。帰国後の1969年に長友啓典とケイツー(K2)、を設立。1989年大阪で青空ライブ会場「ナンジャン」を設立。1992年にニューヨークにアトリエを構え、国内外でライブペインティングや壁画制作など幅広く活動。2004年「ピカドンプロジェクト」開始。2009年より拠点を北九州市門司区に移す。
著書に『黒田征太郎 KAKIBAKA 描く男』、野坂昭如との共著『戦争童話集』などがある。詩人・谷川俊太郎や作家・池澤夏樹との共著など、絵本も多く手がける。